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横隔膜ヘルニアのツナちゃん  

前回のつづきです。


ごはんを食べなくなったツナちゃん。

手術前に体力を落として もっとリスクが上がってはいけないと
色々な種類の猫缶を買い込み、少しでも食べさせたかった。

唯一少しだが食べたのが「金缶」





人間用のツナ缶をざっくりほぐしたみたいな感じ。

丸3日食べていなかったので、できればバランスのいい総合栄養食を食べてほしかったが
一般食でも人間用のものでも何でも、全く食べられないよりはいい。

手術まで数日、金缶だけで食い繋いだ。

これしか食べないかもしれないと、入院の際 いくつか買って病院に渡した。



手術は お腹からアプローチして引っぱり出す と事前に説明を受けた。

押されていた臓器を引き出した時、一気に血液が流れ込んで
ショックを起こすこともあると何かに書かれていた。


祈るしかない。





手術は終わった。生きている。


肝臓、胆のう、胃、小腸の一部まで胸腔に入り込んでいたらしい。
獣医師からの説明では、肝臓は癒着したまま。


肝臓は柔らかい臓器なので無理に引っ張ると大量出血する可能性があるとの事。

「50ccほど出血しちゃいました」

剥がせなかった肝臓の周りを囲んで横隔膜を縫ってあるらしい。
胃がまた入り込まないように、胃を腹膜に2ヶ所縫い留めたんだそう。


レントゲンを見ると、右?の肺の下3分の1くらい白く写っている。


この先、肝臓が癒着していることで何か起こる可能性があるのか聞いてみたが
「まぁ今まで生きてきたことですし」 と。

よく分からなかった。


けど、とにかく生きている。


入院中 何度か面会に行き、呼吸も落ち着き酸素室からも出て ごはんも食べていて順調に回復していた。

もうすぐ退院。




…の はずだった。





その日も面会に行こうと支度をしていた時、病院から電話が入った。



もう一度 確認しようとレントゲンを撮ったところ、胃に針が入っていると。

手術してもいいか?と。


説明によると
どうも手術後、麻酔から覚めたツナちゃん
腕につけられた点滴用の翼状針のチューブを噛み切り、針を外し飲み込んでしまったらしい。

手術後の面会に行った時には言われなかったが、つけられていた心電図のコードも
噛み切ったとか。



今から面会に行く予定だったのでと伝え、病院でもう一度説明を受けた。

レントゲンを見せてもらうと、くっきり針が写っている。


翼状針  写真はイメージ

こんな感じの羽根が付いたみたいな針。

羽根は曲がるかもしれないが…



普通、ついてるはずの翼状針が無くなっていれば気付くものだが、
敷いてあったペットシーツを交換した際に、紛れて一緒に捨てたのだろうと
思い込んでしまったようだと。

病院側のミスで、針を取り出す手術とそれに伴う入院 追加で3日間の費用は
病院の負担で手術をさせてほしいと謝ってくれた。


取り出さないわけにもいかないし、ちゃんと謝ってもらったし 責めるつもりはない。

ツナちゃんが心電図を壊した事を私も謝って、手術をお願いした。



というオマケ付きだったが、2回の手術を乗り越え、無事退院し ツナちゃんはうちの子になった。


退院して家に帰って来たツナちゃん。




外でしか暮らしたことないツナちゃん。
少しずつ家にも人にも慣れてきて、お腹を見せてくれるように。



まだ別の部屋において、先住猫たちと対面。



何日もかけて少しずつ交流。




先住猫たちと同じ部屋に混ぜて、その中で居心地のいい場所を探す。
そこ気に入ったの?いいとこ見つけたね。




イスの上から  気になる…





野良生まれ、野良育ちでも
少しずつ、少しずつでも、必ず慣れると思っている。


この過程は時間がかかることもあるが、私は嫌いじゃない。

ほんのちょっとしたこと、そんな所に登れたの?それ気に入ったの?
些細なこと1つ、また1つと馴染んでいくこの過程は案外うれしい。


うちの子にすると決めたんだから、何年かかったっていい。


この子を保護して5年。

抱っこは嫌いだが、ゴロゴロ言いながら頭をコツンコツン当てながら甘えてくる。
10年先にはもっと仲良しになっているだろう。
それで十分。



朝晩 寒くなってきて、そろそろ午前中は日向ぼっこが楽しみ。




ツナちゃん、何があるか分からないけど一緒にがんばろうね。


<記事 ちび太郎>


category: 日々の記録

tb: --   cm: 2

コメント

Re: 感想です。

下島様

そんな風に仰っていただき、ありがとうございます。
飢えや寒さ、事故や病気や虐待で命を落とす外の猫たちをたくさん見ていると
今、傍らで生きているということだけで十分と思えてしまいます。
猫は家の中だけで暮らすことが当たり前になるよう、不幸な猫が増えないよう、
これからも応援よろしくお願いします。

ちび太郎

minatoneko2014 #- | URL
2014/10/18 01:07 | edit

感想です。

チビ太郎さんの暖かい気持ちが、良く伝わる素敵なブログですね。同じ猫を飼う者として、自分を見つめなおそうと思います。

下島賢一 #- | URL
2014/10/17 16:04 | edit

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