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カツオ、トイレに行きまくる 前編  

さかのぼること2週間前、4月8日の朝のこと。

家猫たちに「ゴハンクレクレ、イツマデネテンダ」と起こされるいつもと変わらない朝だった。

家猫たちに、と書いたが一番「ゴハンクレクレ」というのは「カツオ」という
以前は里親募集を試みようと家猫修行をがんばった猫だ。

カツオ


このカツオ(4才♂)、「野良猫」から「家猫」化に成功はしたものの
なんと素手では我が家に来て2年経った今も捕まえられないのだ。
抱っこしてあげるよ~とラブラブ光線を送っても
「ソンナノシンジラレルカ」という顔をして去って行く。

ただ、体や頭、耳横など触られるのは気持ちがいいようで
うっとりとした顔をする。
長毛のフサフサ毛も背中部分、シッポ部分をブラッシングできないわけではなかった。

しかし、伸ばす手が片手だといいのだが
両手になると
「ツカマエラレル」と思うのか
デカいわりには軽い身のこなしでスッと去って行く。

こんなカツオだが、
周りの猫たちとは1匹を除いては仲が良く、
さほど飼い主に大迷惑をかけずに過ごしているので
私は一応「家猫」化したと認定している。


そう、それで話を戻すと
4月8日の朝、このカツオがゴハンを食べた後の異常な行動に気がついた。
気がつかないわけはなかった。

頻繁にトイレに入って
オシッコを出そうとするのだ。

最初は「アレ?」
と思っただけだったが
つづけざまに3回、4回、5回…これがずっとつづき
20回以上はトイレに出たり入ったりするのだ。

やばい…オシッコが出にくいとなるとこれはもしや結石か?

その時点では私の頭の中ではどこかの部位に結石がある!?としか思い至らず
結石があってオシッコが出ない→膀胱パンパン→尿毒症→ほっておくと死んじゃう!
と最悪ケースのイメージがふくらむばかり。

ほっておかなきゃいいじゃないかと思われるだろうが
そこがカツオを里親に出せない一番の理由。

病気か?と思われるときにぱっと病院に連れて行けない。

先にも書いたが、「麻酔銃」で眠らせないと捕獲できないような猫だから。
いや、これはもちろん無理だし、やらないが。
っていうか、やれない。

「うーん、ヤバイヤバイ」

しかし、このカツオ、
私と暮らすようになって今までに2度、捕まえることに成功している。
一度目は大きなケージ暮らしをしているときにキャリーバックの中に追い込み
入った瞬間にパタッとキャリーバッグの扉を閉める方法。
二度目は譲渡会などで使う折りたたみケージにゴハンのお皿を置き
入った瞬間、パタッと閉める方法。

今は大きなケージの中での生活をしていないカツオは
折りたたみの小さいケージにゴハン作戦しかない!
名付けて騙し討ち作戦(^^;)
しかし、この方法、簡単そうでそうでもない。
「前、これに入ってなんかヤバいことなかった…?」
そんなことを忘れさせちゃうくらいお腹が空いた状態にもっていくか
大好きなウェットフードを匂いたたせてお皿に入れるか
どちらかで入っていただくことを祈るしかない。

つまりは捕獲器といっしょだ。
人間の手動によって閉める捕獲器作戦。

午前中はこの作戦を試みるも
折りたたみケージの真ん中くらいで前足を止め
首を伸ばしてゴハンを食べ、さっと出る。
体の大きなカツオくんのお尻部分までがなかなか入らない。
もうちょっと進めば、強引に扉を閉められるのに。
もう一回り大きな折りたたみケージもあったが
それでは、私が持ち運ぶのが困難だ。
病院での処置も小さな折りたたみケージに入っていた方がやりやすいはずだった。


尿路結石だとしたら排尿困難で排尿時に痛がって声をあげるくらいだというが
幸いそれはなかった。
血尿も出ていなかった。

トイレに行く回数が多いだけだ。
そしてほんの少しのオシッコが出る。

なんとかオシッコだけでも採れれば
最悪、尿検査だけでもして薬が処方してもらえるとの
みなと猫の会スタッフ・ちび太郎さんのアドバイスもあり、
ほんの少しだけ出るオシッコを採れないものかと思ったけど
それも無理。

時間がただ過ぎるだけでは
カツオの体に尿の毒素がまわってしまうのでは?
と考え、オシッコはないが、
とりあえず以前カツオに鎮静をかけて処置をしていただいたことがある動物病院へ。

症状を伝えると
本来なら尿検査やエコーなどをとり結晶や結石がないか調べてから処方するが
薬と療法食をとりあえず使ってみてということでいただきました。
薬は感染症の治療に使われる抗生物質。
近いうちに捕まえられて診察に連れて来られたとき
原因が結石だとしても、そう早くにその療法食で溶けないから診断はできるという予測をもって。


家に帰ると時はすでに午後3時。
いただいてきたフードに薬を混ぜてとりあえずあげてみるかと
そのパウチを開けた途端、
新しいゴハン好きなカツオの目が輝いた!

「これはチャンス」とばかりにお皿を折りたたみケージにセッティング。
そしたら、午前、あれほど入れさせるのに手こずった時間がうそのよう。
あっという間に奥まで入り、そこをパタッ。

閉められたカツオの顔は怒っていました。

KIMG2301.jpg


病院から戻ってきたばかりではあったけれど
下部尿路疾患は症状が見られてから時間をおかずに病院へ連れていかないと
最悪の場合、死んでしまうこともあります。

またまた動物病院へ、今度はカツオを連れて。


と、ここまでが前編。
疲れたのでつづきは後編にします。。。



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