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どこまでやるか?  

いつも悩む。


全ての猫を連れて帰ることなどできない。


できることなら とっくに連れて帰っている。

お金に余裕があって、広い家があって、
たくさんの猫の食費・医療費・消耗品が賄えて、全ての猫が
寿命をまっとうするまで20数年、面倒見続けられるのであれば。



家は限られた空間。既にいっぱい。

家族からもこれ以上は無理、キリがない、いい加減にしろと言われる。



捨てたり、外飼いで放置する人間がいるからだ。




飼い猫なら 不妊手術や、怪我や病気の治療をするのは飼い主の役割。

飼い主のいない猫は…






例えば、ツナちゃん ♀ 現在8歳 
ツナ


この子の時も迷って迷って悩んで、結局 保護するまで1年ほど過ぎた。



この子はのら母さんから生まれた。
母子でごはんを食べに来るようになり、母と子同時にTNRをした子だ。

母猫は2歳位だろうか?警戒心が強くあまり近寄れなかった。
子猫が1歳位になった頃、親子一緒に捕獲できて不妊手術をして戻した。

まだTNRという言葉も知らない頃だったので耳先はカットしていない。



そういえば、飼い猫の不妊手術に3~4千円だったか?市の補助があるが
当時は、のら猫の不妊手術には補助は出せないと言われた。

今はのら猫の不妊手術にその後も餌や糞の始末等、適正な世話をするなら
保健所に申請すると指定動物病院に限られるが、メスで1万5千円、
オスで7千5百円の補助券をもらうことができる。





悩んだのは、呼吸が異常になったからだ。

呼吸が大きく早い。



人慣れしていない子だったが、離れて見ていても胸が大きく動くのが分かる。

携帯のカウントダウンタイマーで1分間、呼吸数を数えると60~70回。
通常1分間に20~30回だ。何度も、何日も数えた。

何が原因か分からなくても、呼吸の異常は重症だと思っている。




でも、これ以上保護は…




色々調べて原因はこれかも?と思ったのが


「膿胸」

【原因】事故や猫同士のケンカによるケガ、あるいは強い咳などの衝撃によって
 胸壁や気管、肺などに穴があき、そこから細菌が胸に入りこみ、胸腔に膿がたまります。

【治療の方法】抗生物質の投与などによる内科療法を行います。
 また、針を刺して胸腔から膿汁を排出させる治療が必要になることもあります。
 さらに、膿を出した後に生理食塩水などで胸腔の内部を洗浄することもあります。
 このような治療は、ときには症状が完全に消えるまで何度か続けて行う必要があります。

            
     ~発行所:株式会社学習研究社 矢沢サイエンスオフィス編
           「もっともくわしいネコの病気百科」より抜粋~



これを疑ったのは、呼吸が荒くなるより以前に背中の真ん中あたりから
膿が流れているのを見た事があったからだった。
それできっと、胸腔に膿がたまっているのかもしれないと思った。



外に置いたまま治療するのは無理。
これがのら猫の寿命と諦め、いっそ何もしないか、保護して治療するか。


治療が必要なのは この子だけではない。
母猫だけのらのままで、この子だけ特別扱いか。
反対もされている。



そんな事をぐるぐる考えて迷っているうちに1年ほど過ぎてしまった。

そして母猫は車にはねられ死んでいた。



ある日、ツナちゃんがごはんを食べなくなった。
限界かも…


家族には小出しに 最悪保護したいアピールを継続していたが、
酔ったはずみか?ダンナが保護していいと言いだしたので、
気が変わらないうちにと速攻で、慎重に保護して病院へ連れて行った。


診断は横隔膜ヘルニア


横隔膜ヘルニアがどういう状態かは理解しているつもりだったが、
こんなに生きられるハズがない、治療もしないでいたらすぐ死ぬと
思い込んでいたので除外していた。

聞けば、先天性もあるらしい。

よくよく考えれば、胸のあたりはふっくらしているのにウエストが細く
アンバランスな体型だなとは思ったことがあった。


この病院は2年前にツナちゃん親子を不妊手術した病院。
カルテもあったので確認したが、もちろん不妊手術の際 異常はなかった。
先天性ではなく外傷性だ。



呼吸の異常に気付いてから1年は経過している。
獣医師の説明によると、胸腔に入り込んだ臓器が癒着してしまっている
可能性が高いと。
うだうだ考えていたせいで、より手術は難しいものになってしまった。



1週間程の入院治療費含めて8万5千円という金額、のら猫であることに
配慮してか、どうするか考えて決めてくれればいいと言われたが
もう迷いはなかったので、その場で一番早く手術できる日に予約した。



診断されてから横隔膜ヘルニアを検索したが、癒着している場合の
予後は厳しいと書かれたものばかり。
いつ電話が入るか、本当に生きて帰って来られるのか?ドキドキだった。



長くなってしまったのでつづきはまた。


<記事 ちび太郎>


category: 日々の記録

tb: --   cm: 2

コメント

Re: タイトルなし

みぃすけ様

去勢手術に治療費にごはん代、不幸な猫を減らしたくて自腹でたくさんのお金を使ってくれて、
精一杯のことをしてもらえたのは、その猫さんもきっと分かってくれていると思います。
怪我や病気に事故、飢え、それに虐待。救えるのはほんの一部。
同じ想いの方がいてくれる、同じことを目指している人たちがいる。
それで頑張れる気がします。ありがとうございます!

ちび太郎

minatoneko2014 #- | URL
2014/10/24 20:25 | edit

昨日、去勢手術した野良猫が膿胸の感染症で亡くなりました。やはり手術をしてあげるお金が無かったので注射器で膿を吸い出し生理食塩水で洗い抗生物質の注射を朝と夜に病院でしてもらい膿は溜まらなくなったのですが感染症、
熱が高く腎不全かもしれなく明日、血液検査しましょうと先生と話していた矢先の事でした…。野良猫は死と隣り合わせのギリギリの所で生きて居ますね。あの子は亡くなってしまったけどまだまだ治療、避妊、去勢が必要な野良猫は沢山います。
時に心ない野次を飛ばさしてくる人もいますが野良猫を想う同士は沢山います。お互いがんばって行きましょう。

みぃすけ #mQop/nM. | URL
2014/10/23 23:25 | edit

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