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絵本の主人公になった保護猫 ぴっちとりた  

名古屋に住み始めて初めて自分の意志で保護した3匹の猫たち。

その前に1匹、
ほぼ旦那の勢いにおされて保護した猫がいたけど
自分の意志で保護したのはその猫たちが初めて。

2010年6月の真っ昼間、もう外の気温は夏の暑さを感じさせる頃だった。
その日は仕事が休みで部屋の中でぼーっとしていた。
と、そのとき、
窓の外から聞こえてきたのは生まれて間もないとすぐわかる子猫の鳴き声。

「行くか 行かないのか?」
その頃の私はまだ猫の保護・譲渡などには馴れてなく
旦那にも保護は反対されていた。

しかし、「一応見に行こう」と外へ行ったら、もう保護するしかなかった。
そのままにしておけば
暑さと脱水・栄養不足で小さな命が途絶えてしまうであろうことは明らかだったから。

初めての生後間もない猫の保護、しかも3匹。
加えて3匹のうち1匹は下半身がダラーン。
下半身が麻痺していたのだった。

仕事中の旦那に電話で話した記憶があるけど
状況を言っただけだったかな。
旦那は家に帰ってきて子猫が3匹いることに呆れていたっけ。

食欲旺盛なその子たちはミルクをよく飲み、
離乳食もよく食べる元気な子たちに育った。
全身黒い子は「クロ」、ミィミィとよく鳴く白黒の子は「ミィ」、
キジのしま模様が入った下半身が麻痺していた子は「しま」。
みんな女の子の仲良し姉妹。

CA3G0025.jpg


うちではこの3匹を全て飼ってあげることはできないと思い
いろんな人に困った困ったと言っていたら
同じ職場の人が飼うのを前提に家に見に行きたいと言ってくれた。
その人はその当時結婚したばかりで
猫たちを見に来てくれた当日は優しい笑顔の旦那様が横におられた。

下半身麻痺のしまちゃんは私が終生飼う覚悟をしていたので
1匹の飼育を希望していた二人にはクロかミィを飼ってもらえないかと考えていた。
しかし、いろいろ考えた末、二人はクロ、ミィの2匹とも家族にすると決断してくれた。
その決断にはそのときも今もずっと感謝の気持ちでいっぱいだ。

実はそのご夫婦の旦那様の方は絵本作家のながおたくまさん。
ご夫婦からはクロには「ぴっち」、ミィには「りた」という素敵な名前をプレゼントしていただいた。
「ぴっち」という名前は「こねこのぴっち」というお二人が好きな絵本の主人公からとったそう。
「りた」は何だったかな…ごめんなさい(^^;)
まぁ、私には思いもつかない素敵な名前に最初はとまどったもの。
「ぴ、ぴ、ぴっち…!?」
今はすっかり慣れて自然に呼べますが…。


そのうち、
「この2匹の絵本ができるといいね」というみんなの願いが
ながおたくまさんの努力と情熱によって実現。
と同時に、さらに喜ばしい出来事が!
「ぴっちとりた まよなかのサーカス」という
ぴっちとりたを主人公にしたその絵本が
日産 童話と絵本のグランプリ」というコンテストの絵本部門で
その年の応募作品の中から大賞に選ばれたのです!!


ピッチリタ絵本

※詳細はコチラ

元保護主であった私たち夫婦も大賞のお知らせを聞いたときはただただビックリ…

あのクロとミィが絵本の主人公になるなんて。
しかもその絵本が大きなコンテストで大賞に選ばれるなんて。

その後、お二人の間には可愛い女の子のお子さんが生まれ、
ぴっちとりたには人間の妹が。

仲良くしてるかな?

先月になりますが、
ながおさんのお宅に
旦那とみなと猫の会のロゴや啓発チラシなどの作成に協力していただいているMさんと3人で遊びに行ってきた。
以前、Mさんに「ぴっちとりた まよなかのサーカス」をプレゼントしたら
MさんもMさんのお子さんの小さな男の子も大喜び。
ながおさんとMさんが出会ったら最強のコラボレーション作品が生まれるのでは?
なんてことを企みつつ (笑)

楽しい時間の中の一コマ。
ながおさん家族の写真を撮らせていただきました。

長尾さん家族


あと、忘れてはいけない、私たちの出会いをとりもってくれた大切な家族、ぴっちとりた。

KIMG1562.jpg

ぴっちが黒い子でりたが白黒の子。
お客さまが来ると隠れてしまうそうで、この日もベッドの下に。
でも、時間がたって慣れてくるとご飯を食べにチョコチョコ顔を出していましたが。

うちにいるぴっちとりたの姉妹、しまちゃんの今は。

KIMG1689.jpg

下半身が動かない分、
上半身が鍛えられてムッキムキです。
太っているように見えますが、これでもマッチョ猫なんです。
オシッコも便も毎日私が圧迫して出していますが
今のところ元気で健康状態良好。

3姉妹とも今年の6月で6才になります。
これからも元気でいてね。



外の猫と人に飼われて室内で暮らす猫の違いって何だろう。
それは保護しようと思う人との出会いだったり、
タイミングだったり。

多くの外の猫はその出会いやタイミングがないまま
人知れず一生を終えている。

壁一枚を隔てたその差が猫の生活を変えている。

ぴっち、りたは絵本の中ではない
現実の世界で温かい愛情のもと心地よい室内で暮らしている。
これから生まれてくるであろう小さい命も
温かい愛情のもとで生きられる場所がある世の中であってほしい。




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今回の記事掲載にあたり、ながおたくまさんとその奥様には快く許可をいただいています。
ありがとうございます。
ながおたくまさんは絵本制作の他に
オーダー制作のお仕事や小学校や保育園などでのおはなし会など、幅広くご活動をされておられます。
その人柄やご活動にいつも心が温かくなります。
これからもながおたくまさんのご活躍、ご家族のみなさまの幸せを心から願っています。

ながおたくま official web site  
ながおたくま facebook

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category: 日々の記録

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コメント

Re: タイトルなし

中島さま
いつも温かい応援ありがとうございます。
猫との出会いは人との出会いでもありますね。
日々、それを実感しています。
そして、かかわったすべての時間が宝物。
絵本購入は長尾さんのサイトからでもできるようになっていましたね。
長尾さん、喜ぶと思います。

>このお話全てが絵本の中の出来事のような感じがしています。
言われてみたらそうですね。
『絵本になったぴっちとりた』という絵本(^^;)

これからもお互い自分の歩幅でがんばりましょう(^^)/
では。

みなと猫の会 #- | URL
2016/03/31 13:08 | edit

読んでいて涙が出そうになっちゃいました。。
絵本購入させていただきます。
小さな罪のない命をお救いくださり本当にありがとうございます
そして救われた子が絵本の主人公になるだなんて
なんて素敵な事でしょう

このお話全てが絵本の中の出来事のような感じがしています。

中島です。 #- | URL
2016/03/29 11:05 | edit

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