みなと猫の会 ~こぴっと猫だより~ ホーム » 日々の記録 »泣きながら我が家に飛び込んできた人がいた

泣きながら我が家に飛び込んできた人がいた  

知り合いのAさんが泣きながら我が家に来たのは約一年前。

Aさんの自宅から少し離れたところにAさん所有の畑があり
そこで毎日ご飯を上げている野良猫がいた。
オスの黒猫で5歳前後くらい。
猫のトイレも畑の隅に造り、枯葉や腐葉土を排泄物の上に
かけて臭わないように工夫してあるなかなか立派な
ものでした。

ある日、いつものように餌をやっていると
通行人の男の人から
「野良猫に餌をやるな。保健所に通報してやる。
今度見かけたら猫を殺す」
とものすごい剣幕でまくし立てられたそう。

いろんな意味で怖くなり、我が家へ文字通り飛び込んできました。
自分のせいで、猫が殺されてしまうと大パニックになっていました。

その男が保健所に通報しても
保健所は猫を捕まえにきたりはしません。
また、猫を殺すのは犯罪ですから、
その男は犯行予告を行ったことになります。
これもまた犯罪です。
念のため、Aさんとそのご主人と一緒に
警察へ行きました。
Aさん宅と畑の周辺を
暫くは警官が巡回することに。


該当の黒猫さんは捕獲後、
去勢手術・ワクチン・
血液検査・レボリューションを行いました。
耳カットもお願いしました。

Aさんは耳カットをするときいて
とても不安そうでしたが
「麻酔が効いている間に
あっという間に終わります、
止血の処置をすぐに施すので
カット部分からの出血もほとんどありません」
とお伝えしたところ
ほっとしたようでした。

猫が不妊手術をされているのかどうかわからない
  ↓
捕まえて麻酔をかけて、確かめるしかない

これを繰り返すリスクは相当なものです。

ならば耳カットのほうが低リスクでまだマシです。
術後に抗生物質も服用するし。

00sIMG_3828.jpg
参考写真 耳カットした猫
※耳カットは90度以上の角度をつける


次に、
猫の写真と一緒に
去勢手術済であること、餌は定期的に決まった場所で食べていること、
そこは猫トイレ設置済で躾もされていること、
一代限りの命を見守ってほしいこと、
などを記載したチラシを作成して
近所(といっても畑ちかくにある民家は10軒たらずですが)
に配りに行こうとAさんと話していました。

自治会長さんを通じて役場にも相談へ行きましたが
そこの地区から猫に関する苦情は今も昔も一件もない、
だから、わざわざ事を荒立てるようなマネは
しなくてもいいのではないか、
役場としては関われない、できる事は何もない、
遠まわしにそのようなことを言われました。

べつにコトを荒立てたいのからやるのではなくて
猫が安全に暮らせて、人も安心して暮らすために
やるんです…と説明しましたが
事なかれ主義で自分の任期の間は波風立てたくない、
という役人の前では無駄だったようです。

保健所とも話して、、、生活環境の部署とも、、、
などなどたらい回しや押し付け合いが始まりそうな
嫌な予感がしました。

そうこうしているうちに、Aさんが突然
「ウチの飼い猫にする!」と宣言。

捕獲から始まり、チラシの作成をやるまでの間に
彼女なりにTNRや地域猫についていろいろ調べていたみたいです。

外にいる猫の寿命を知り、激しくショックを受けて
それがキッカケとなりずっと考えていたと。
ただ、家庭の事情などで
猫を迎え入れるには
解決すべき問題がいくつかあり難しかったが、
それらに片が付いたこと、
そして何よりきちんと猫を飼った経験が無くて不安だったそう。

耳カットの前に決断できなくてごめんなさいと
猫に謝っていました。

あっけない、でもベストな結末になりました。
私も嬉しかったですが
役所の人間も嬉しかったでしょうねぇ。
「飼い猫になりました。チラシの件は無しで」と報告したとき
そりゃもう喜んでましたから。私とAさん以上に。

その黒猫さんは晴れてAさんちの猫になりましたが
もちろん完全室内飼いで悠々自適に暮らしているみたいです。

畑の猫トイレは自然素材で作られていたので
解体も簡単、後片付けもあっという間でした。

例の男はそれ以降全く見かけないそうです。
警察の巡回が効いたのかどうかは不明ですが。


Aさんは「猫は室内で飼うほうが飼い主も猫も幸せだと
みんなにも広めよう」とお友達や知り合いに
事あるごとに言ってるのだとか。

こうやって 世の中の猫好きさんが
猫好き→猫好き+α
になれば、そのαがたくさんになって
猫と人との暮らしもかわっていく、

そう思いながら、信じながら、猫活をやっています。


00sIMG_4475.jpg
耳カットしたメス猫
何度も麻酔をかけられることはもうありません



<記事 つわこ>


にほんブログ村 猫ブログ 地域猫へ
にほんブログ村

にほんブログ村 猫ブログ 猫 里親募集へ
にほんブログ村





★なごやかキャットサポーターをご存知ですか?
 野良猫を減らしたいと思っている名古屋市民の皆様が
 市から助成を受けて取り組める制度があります。
 名古屋市が行っている「なごやかキャットサポーター」を活用しませんか。
 まずは当ブログ内の「なごやかキャットサポーター」の記事を
 ご覧ください。

category: 日々の記録

tb: 0   cm: 6

コメント

Re: タイトルなし

通りすがり様

みなと猫の会です。
コメントありがとうございます。

お住まいの地域は外猫対策に積極的で
その重要性も理解されているようで
とてもうらやましい限りです。。。

通りすがりさん宅にも元外猫さんがいらっしゃるのですね。
終の棲家が見つかって本当に良かった。。
ちらりと見えた赤い糸を通りすがりさんが
きっちり掴んで下さったおかげです。

縁を持っていない猫はいない、
そう考えて譲渡会を開いています。

通りすがりさんに励まされて
元気が出てきました。
明後日の譲渡会も頑張ります!

ありがとうございました。


みなと猫の会

minatoneko2014 #- | URL
2016/03/24 16:22 | edit

こんにちは。ひょんなことから記事を拝見し、コメントも拝見し…本当にお疲れ様です。
猫嫌いであることと猫に危害を加えたり排除しようとする気持ちは全然違うと思います。
個人的に動物の取扱いについて、日本は後進国であり、法整備が追いついていないと思っています。
私の住んでいる地域では野良猫の去勢手術の費用を一部負担したり、殺処分を減らすことにも積極的で、TNR等の取り組みは社会的にも重要なことだと位置づけられています。
このような取り組みがもっと一般的になるといいのですが…。
我が家の猫も野良出身、とても可愛くて大事な存在です。
保護されている猫ちゃんにもきっと幸せなゴールが待っているはず。
幸運をお祈りしています。

通りすがり #- | URL
2016/03/24 10:58 | edit

Re: タイトルなし

あ 様

動物保護法と鳥獣保護法の矛盾点として
たびたび取り上げられる部分ですね。
各自治体や管轄警察署によって解釈が変わるようです。
お住まいの役所や警察署にお問い合わせください。

当団体として、
あ様が仰ることは猫を減らす活動ではなく
猫を処分するだけの行為で
無意味なことと捉えています。
国も保健所で処分することが
猫を減らすことにならないと考えるようになり、
処分数ゼロを目指すようになりました。

保健所への持ち込みが正しいと考えるあ様と
外にいる猫を適正管理することで減らしたい当会では
コメントのやり取りも平行線ですね。
今後は控えさせていただきます。


みなと猫の会

minatoneko2014 #- | URL
2016/03/22 17:24 | edit

自分が苦情主の立場なら自宅の敷地で捕獲器で捕まえた猫を保健所に持ち込みます。これって法律違反でしょうか?

あ #/CqJHN7I | URL
2016/03/20 22:20 | edit

Re: タイトルなし

あ 様

コメントありがとうございます。
猫が嫌いだからといって
犯罪的暴言をぶつけてよいことにはなりません。

こういった活動は
自宅や勤務先周辺で猫が増えたり、
糞害やゴミ漁り等で困って
どうにかしたい、
と思って始める方が殆どです。
猫が好きなだけで始める方は
あまりいません。

ですから、猫が苦手な方にこそ
ぜひこういった活動に
参加していただきたいです。

みなと猫の会

minatoneko2014 #- | URL
2016/03/20 11:58 | edit

猫嫌いの人間のことは省みれないんですね?日本中が猫好きと思ってるんですか?警察や役所に同情するわ。

あ #K3BC1d56 | URL
2016/03/20 09:22 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://minatoneko2014.blog.fc2.com/tb.php/498-500a0656
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

Instagram

カレンダー

カテゴリ

カテゴリ2

メールフォーム

最新コメント

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

RSSリンクの表示

▲ Pagetop