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猫を迎えるとき  

3月8日は、みなと猫の会の譲渡会です。

たくさんの猫のトライアルが決まりますように!


さて、トライアルと言えば
里親さんからよく聞かれることがあります。

「何を用意すればいいですか?」と。
餌やお皿やトイレ、爪とぎなどの道具と
「三段ケージ」を用意してくださいと
私はいつもお願いしています。

なぜ三段ケージが必要なのか。

まず、猫は知らない場所へ連れて来られると
パニックになります。
そして逃げて自分の知っている場所へ戻ろうとします。
来たばかりの猫は基本的にそこから逃げることしか考えていません。
なので初日~1か月くらい(個体差はありますが)はケージでの生活をさせて
外から見守るようにお願いしています。

cage0全体1
一般的な三段ケージ

cage0上段3
上段は猫ベッド 家猫修行中のチャバ姐さんがいます

cage0中段1
中段は餌と水を置いています

cage0下段4
下段は爪とぎと猫トイレです

広い部屋や家に来たばかりの猫を放った場合、
走り回って、物を壊したり、時には猫や人間が怪我をすることもあります。
興奮状態の猫は痛みに鈍くなっており、怪我をしていてもそれに気づかないまま
暴れることがあるようです。
最悪のケースはそのまま屋外へ脱走してしまうことです。
この事態だけは何があっても阻止しなくてはいけません。

その為にも、三段ケージのように仕切られた
侵入者が来ないと猫が認識できる空間に入れ、興奮を冷まし
まずは落ち着かせることが何より重要です。

猫の祖先は穴ぐらに住んでいたそうなので、暗かったり、狭い場所を
好む、という説もあります。
私は猫を保護してケージに入れる場合、
初日~一週間くらいはケージ上段を布で覆っています。
「あんな狭い場所に閉じ込めるなんてかわいそう…」と仰る方もいますが
見知らぬ広いところへ突然置かれるほうが猫にとってはストレスのようです。

三段ケージに慣れさせるメリットは他にもあります。

1.猫が飼い主の顔や声を早く覚える
 ケージ内に猫がいれば、少なくとも朝晩のご飯や猫砂の掃除、ケージの掃除
 などをしている間は否が応でもこちらの顔を見て、声を聞くことになります。
 一方、家や部屋にいきなり放った場合、家庭内野良猫となり、
 新しい飼い主さんの声や顔や匂いを覚えるのに時間がかかります。

cage0ちゃば5
チャバさんはケージ生活1週間足らずでゴロゴロ猫になりました


2.イザというときのために
 三段ケージ内での生活を早い段階で猫が経験していれば
 病気・怪我などの場合もケージに入れて看病できます。
 来客・引っ越し・大掃除など、隔離する必要のある時も
 ケージに安心して入れておけます。
 起こってほしくはないですが、災害の時にもその必要性は生じるでしょう。

cage0掃除1
掃除の邪魔をする気満々の猫がいます…


3.先住猫さんと上手くいくために
 すでに猫を飼っていらっしゃるお宅の場合は、ほぼ必須です。
 新入り猫の居場所を決め、家の中をウロウロさせないことが
 先住猫のストレスを減らし、面子を保つことにもなります。
 そして!何より、今までの10倍くらい先住猫さんを可愛がってあげてください。
 初対面の場合は、
 三段ケージの前で先住猫さんを抱っこして新入り猫さんにその姿を見せるくらいは
 やってもいいと思います。
 たまに新入りさんを抱っこして先住さんと初顔合わせをする方がいますが
 先住さんがスネてしまうので避けてあげてほしいです。

cage0先住1
ケージの中が気になる先住猫たち


色々と書いた私ですが、20年前に生まれて初めて猫を飼ったときは
三段ケージも用意せず、家にいきなり放ちました。
避妊手術後、初めて三段ケージを購入し
術後の猫を入れたのですが、ケージ生活を知らないその猫は大暴れして
傷口が開いてしまった苦い経験があります。
結局その猫は最後までケージが大嫌いなままでした。
飼い始めの時、ケージに慣れさせておけば
猫も私も辛い思いをすることはなかったと反省しています。

ですので、あくまで周囲の方や自分の経験を踏まえた上での私の考えです。
住環境や猫の気質や性格によっては当てはまらないこともあるかと思います。

猫も人間も、安心で快適な生活を送れるように
改善工夫の道を探索中です。
こんないい方法もあるよ!という情報もお待ちしています。


〈記事 つわこ〉

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